​山岳文化を後世へ受け継ぐ

長野県小諸市と群馬県嬬恋村に位置する高峰高原。夏季は浅間山の登山ベース、冬季は良質なパウダースノーのスキー場として知られる、上信越高原国立公園内の山岳リゾートです。近年は高地トレーニングのメッカとして様々なスポーツのアスリートの合宿地としても知られるようになりました。標高２０００ｍを誇る高峰高原は、それこそ、高地を舞台にした山岳スポーツであるスカイランニングにとっては最良のフィールドでもあります。この大会で駆け登る篭ノ登山や水ノ塔山は、かつては、信州から雪山讃歌発祥の地である鹿沢温泉へ抜けるクラシックな山岳ルートでありました。スカイランニングという山岳スポーツを通して、歴史的な山岳ルートと高峰高原の大自然の魅力を、地元の人にも日本全国の人へも伝え、大人にも子供たちへも伝え、この地域の山岳文化を後世へ受け継いでいくことこそ、この大会を開催していく真の目的であります。つまりは地域や世代を超えた山岳文化の共有がテーマです。その目的を達成するためにも「３世代参加」「観るのも楽しい」という点において日本一といわれる山岳スポーツ大会を目指しています。